ご存じのように、自動巻きは手首の動きでバネに力を与えます。エネルギーが飽和して手首が動いたままになると、過剰な巻き上げになる可能性があります。伝統的には、ばね仕掛けのような突起物でこれを回避してきました。しかしバネがどんどん弾けて、ゼンマイケースにもある程度のダメージが蓄積します。
リシャールミルコピーは4年の歳月をかけて自働離脱が可能な振り子システムを開発、設計しました。50時間保存すると、振り子は特殊な机械構造を利用して自働離脱を実現します。パワーリザーブが40時間になると、振り子は自動的にグリップし、パワーリザーブが50時間になるまで作業を再開します。これがリチャード・ミルRM030の特徴です。
リチャード・ミルRM030